リビング階段が寒いのはなぜ?暖かく過ごすための3つの対策
リビング階段を採用したおしゃれな家に住むことを夢見ている、家づくり中のマイホームオーナーのみなさん、こんにちは。
リビング階段は、開放感があり、家族のコミュニケーションを促進するなど、魅力的な空間ですよね。
しかし、冬は寒くて後悔している方も少なくないのではないでしょうか。
この記事では、リビング階段が寒い原因と、暖かく過ごすための具体的な対策をわかりやすく解説することで、リビング階段を採用したマイホームオーナーが快適な冬を過ごすための解決策を提供します。
□リビング階段が寒い原因とは?
リビング階段が寒い主な原因は、以下の2つです。
1: 気密性の低下
リビング階段は、1階と2階を隔てるものがなく、リビングと階段が繋がっているため、気密性が低くなりがちです。
せっかく暖房で暖めた空気が、階段から逃げてしまい、暖房の効きが悪くなってしまうのです。
2: コールドドラフト現象
コールドドラフト現象とは、冷たい空気が下に溜まり、暖かい空気が上に集まる現象のことです。
リビング階段の場合、窓から入ってきた冷たい空気が、階段に沿って下に流れ込み、暖房で暖められた暖かい空気を2階に逃がしてしまうため、リビングが寒くなってしまいます。
□リビング階段でも暖かく過ごすための3つの対策
リビング階段でも暖かく過ごすためには、以下の3つの対策が重要です。
1: 設計段階での工夫
設計段階で、リビングドアの設置や2階の窓の位置、暖房の位置などを工夫することで、冷たい空気の侵入を防ぎ、暖房効率をアップさせることができます。
・ リビングドアを設置する
リビングドアを設置することで、リビングと階段を仕切り、暖かい空気を逃がすのを防ぐことができます。
・ 2階の窓の位置を工夫する
2階の窓が階段の真上に位置している場合、窓から入った冷たい空気が階段に沿って1階に流れ込みやすいため、リビングが寒くなってしまいます。
窓の位置をずらしたり、窓に断熱性の高いペアガラスを採用したりすることで、コールドドラフト現象を防ぎましょう。
・ 暖房の位置を工夫する
暖房の位置も、リビング階段の寒さに影響します。
暖房を階段の近くに設置すると、暖房の熱が2階に逃げてしまいやすいため、リビングが寒くなってしまいます。
暖房を階段から離れた場所に設置したり、リビングに暖房器具を追加したりすることで、暖房効率をアップさせましょう。
2: 空気の循環
サーキュレーターやシーリングファンなどを活用することで、空気の循環を促進し、2階に逃げてしまった暖かい空気をリビングに戻したり、足元の冷たい空気を2階へ送ったりすることができます。
・ サーキュレーター
サーキュレーターは、空気を効率的に循環させることができるので、リビング全体を暖めるのに役立ちます。
特に、2階に逃げてしまった暖かい空気をリビングに戻すために、天井から床に向けて風を送るように設定すると効果的です。
・ シーリングファン
シーリングファンは、空気を循環させるだけでなく、室内の温度を均一にする効果もあります。
夏は涼しい風を送ってくれるので、一年を通して活躍するアイテムと言えるでしょう。
3: 断熱性能・気密性能の向上
断熱性能・気密性能の高い家は、暖房効率がアップし、冬でも暖かく過ごせます。
高性能な断熱材を使用したり、気密性を高める工夫をすることで、リビング階段の寒さを軽減することができます。
・ 高性能な断熱材を使用する
断熱材は、家の外壁や屋根に隙間なく施工することで、外気の影響を遮断し、室内の温度を安定させます。
高性能な断熱材を使用することで、より効果的に暖房効率をアップさせることができます。
・ 気密性を高める
気密性とは、家全体の隙間を少なくすることです。
隙間があると、外気の影響を受けやすくなり、暖房効率が低下してしまいます。
気密性を高めることで、暖房効率をアップさせ、リビング階段の寒さを軽減することができます。
□まとめ
リビング階段は、開放感があり、家族のコミュニケーションを促進するなど、魅力的な空間ですが、冬は寒くて後悔している方も少なくありません。
リビング階段が寒いのは、気密性の低下とコールドドラフト現象が原因です。
暖かく過ごすためには、設計段階での工夫、空気の循環、断熱性能・気密性能の向上という3つの対策が重要です。
これらの対策を参考に、快適なリビング階段を実現しましょう。